山本の日記

その時起きたこと、考えた事を記録します

ドヴォルザークに煮卵を

「クラシックが流れているのも、中々ないよな」僕は隣に座る彼に、そう言った これは、彼がこのラーメン屋のカウンターに腰を落ち着けたときから、既に感じていた底ならぬ違和感であったらしく、その源泉はまさにこの流るるクラシックであったか…と成る程、…

肉塊を焼く男

「おっ、今日は何作ってんの?」左横のコンロで豚の肉塊をひたすらに焼く同期の男がわたしに、尋ねた「今日はぶり大根というのやらに挑戦しておるよ」 「おー煮物か…よくやるね…」 と一言、友人は自分の肉塊に目を戻した。突如、僕に何とも言いようのない恥…

土曜日は最高

「土曜日は最高だな」 僕はてきとうに、呟いた。 一つ机を挟んだ、左隣にいる彼が右耳のイヤホンだけをとって、ん?と若干の皺を眉間に寄せて、此方を見た。それから少し遅れをとって、回転椅子のキャスターからガラガラ音がやってくる 「いや、土曜日は最高…

ばんね

我々4人は深夜2時の国道6号線をただ、ひたすら直進した。過ぎゆく目に入るものはすべて、事故防止のための主張の激しい電飾であったり、コンビニの白色灯であったり、それだけだった。私は時折、手の甲で目の下を拭いながら、集中力を保つことに全神経を傾け…

ピザ屋との文通

拝啓 帰宅すると、わたしは胸が痛くなります。新聞受けの奥に刺さった、クシャクシャの貴方方のチラシを見ると。ここまで、わたしが熱烈なオファーを頂いているのに、それに応えない、ピザに冷ややかな人と思っておられませんか?わたしは新聞は取ってません…

西陽

西陽、それはブラインドの上に薄っすら積もる埃を、いつもよりも、少し、際立たせてくれるようです。この時間に家にいることはあまりありませんが、昨晩帰宅しなかったのもあって、洗濯と風呂のために帰りました。 部屋のホワイトボードに西陽がスポットライ…

the great of 金曜日

晴天のお昼時、わたしの今日は、セブンのレジに並ぶOLの何気ない一言によって始まった 「今日のお弁当まっ茶色なんだよなー」 この瞬間は、突然訪れた。一切の予告もなしに。わたしは雷でも撃たれたように、手に持っていた伊右衛門をぐっと、強く握った。そ…

レッドカード

最近頻繁に天気が気になります。最近、というのは此方仙台での交通手段が、殆ど自転車であるためです。 天気予報を見ると、ああ、明日は雨なんだな。と。 雨、なんですよ 一昨日くらいに、東京にいる彼女に手紙を一つ書いたんです。 元気にしておりますか?…

夢をみたくない

こんばんは山本です 全然どうでもいい話をしますが、コンプレックスという言葉をよく我々は日常で使います。私も以前、コンプレックスを被っておりましたので、この言葉にはよくお世話になったものです ところで、言語連想?というものがあります。例えば、…

A子さんへ

技術補佐員のA子さん、この度はわたしのとった行動を何とお詫びをすれば良いのか、正直なところ分からずにおります。ただ、一つだけ、お分り頂きたいのは、僕には全くの、1ミリもの悪気すらなかったということ。たまたま研究室の隣のA子さんの部屋のあの大き…

ふりーだむ

こんばんは、今日は研究室の教授と助教が出張ということもあってか、皆少し羽を伸ばしておりました…記憶では、5時半位には皆で研究室を出て、呑み屋で楽しくやってました 羽を伸ばす。それはまさに自由を手にしたようでした。しかも、私一人だけの自由!では…

食パン

今日の格言です 「食パンはそのままで食べると、美味い」 家に着くと、腹が減った。何かないかと冷蔵庫をチェックするも、賞味期限すれすれのキムチがちょこんと、座っている そこで私はテーブルに乗る、手を付けられてない食パンに目を向けた。これは半額で…

もう、参りました…

1.コンビニ 「メビウスの6mgを一つで 「えーそれにつきましてはですね、時期が参りましたら、改めてお話させていただきます… 「は?ないの? 「えー…申し訳ありませが…それにつきましてでもですね、時期が参りましたら、お話させていただきます…… 2.二郎系 …

毎回こんな感じの夢をみます

わたしはよく、夢をみます。夢の内容は毎回ほとんど変わりません。びっくりするくらいです。出て来る人間も、いつも小中学時代のサッカー部の彼一人、同じです。先程、昼寝した際に見たことを思い出しながら、書いてみようかと思います わたしがいるのは、土…

おひる

私は店内をぐるりと、見回した。整然と並ぶ机や椅子に、人の姿はまったく、一人も見られなかった。お昼時のこの時間、そう、時刻はちょうど13時であるのに 時間を持て余す大学生も、社員証をぶら下げたまま昼食を取りに来る人間もおらず、一切の無音がその場…

こんばんは

こんばんは山本です いやいや、お疲れ様です。わたしはというと先程、帰りに近くのスーパーでアサヒとカップヌードルを調達して来て晩酌してます。素晴らしい、晩酌。言葉の響きが大人の秘め事みたいでお洒落です。 晩酌のお話はさて置き、わたしは一つ、今…

こんばんは

こんばんはー山本です 何でしょうか、最近というのもこの日記を書こうという気になりません。その理由は何処から来るのか?それは余計なことを考える暇が単純に減ったというのが、前向きな答えかもしれません ただ、余分なことや無駄な事を思考することの時…

ようこそ

何という、逆さまの世界。地面という地面が、剥き出しのコンクリートが、後頭部から硬く冷たく感じられる。眼下、いや頭上とでも言うのだろうか?太い杉の幹が真横にそびえ立つ。誰か此方に気付いてはくれぬだろうか?わたしはそう思わざるを得なかった。誰…

帰東

「こんにちは、東京さん 東京「こんにちは、お久しぶりです、それでもたかだか、一ヶ月位ですがね 「そんなもですね。いやいや、暑いですねこちらは…季節が一歩いや、二歩くらい進んだ気分がしますよ、実際 「そうなんですか、ところで何用で? 「何用も、た…

ぼっち

僕は仙台駅の駅から2キロ位、政宗公?のお墓の横の山に住んでます。コンビニやスーパーはありますが山を下らねばなりませんし、何よりも移動手段を何も持っていない為、尚更遠くに感じられます ネット回線も家には通っていないし、頼りのスマホも此処に来て…

一週間

筋肉に負荷を与え始めてから、一週間経ちました。上の絵が、現在のわたしの、おなかです すみません。それだけです

ほっとけーき

「こんにちは、さて今日もやってまいりましたね 「こんにちは 「さて、今日のお料理ですが………… 「はい… 「ほ… 「ほ? 「っとけーきです 「あー…ホットケーキですか。ホットケーキ…先生は何故ホットケーキというチョイスをなさったのでしょう? 「お好み焼き…

じかん

こんばんは山本です この仙台に来てからもう少し経ちますが、向こう(東京)とは時間の進み方、これが異なるように感じます なんと言うか、時間が早く進行すると言ってしまえば、それまでなんですが… これについては、明日明後日位に纏めたいと思います。とり…

おなかすいた

わたしは、駅へと向かう大通り、青葉通りに面する大きなカフェにいた。店の中は結構な人で賑わっていて少し煩いくらいだったが、わたしはこの位が好きだった。広い木目が強調された机に分厚いノートパソコンを置き、来週、明日から始まるであろう新しい研究…

筋肉に無関心なわたしが、筋トレしたら続くのか

ダイエットとか、そういう多少なりとも苦痛の生じるものを成功させるには、当たり前だけれどそれに見合う動機が不可欠だと思う 冒頭に言った通り、わたしは筋肉に興味が無い、全く。そもそも「夏に向けて筋トレをする」という世の男どもの発想すら、ただの無…

おながわ

いつ、雲間から光が射し込むのだろうか?そんなこんな、わたしは石巻を経由して、女川町まで来ていた。その女川、駅舎を出ると海に向かって真っ直ぐと続く、几帳面に煉瓦が埋め込まれた幅広の道、その両脇には黒い瓦の屋根に統一された八百屋から、郵便局、…

おやすみのひ

こんばんは! 明日は少し出掛けてこようと思います。正直そこそこの時間が掛かって、遠くに来たぜという実感を与えてくれる場所であれば僕は何処でもかまいやしましぇん 何かてきとうに本でも一二冊持って、電車の中で読むんですがね。たまに集中がプツンと…

きれない爪切り

家に着くや、朝付けっ放しで出ていった玄関の換気扇を止めて、ほんの目と鼻の先にあるワンルームの部屋に、光を灯した。ふわりと光が私の眼に入りこむと、そこに部屋が現れた。てきとうにコートをハンガーに掛けて、流れるように電気ケトルのスイッチを足の…

うえのひと

上にひとが越してきた。 いや、実際に会ったという訳ではないが、わかる。上で床が軋む音、水が水道管を流れる後、蛇口をキュッと締める音、換気扇が回る音。 そういった様々な、雑多な音が私の中で徐々にかたちになっていき、少しずつ、その人の輪郭を形成…

にゅうがくしき

先程、大学院の入学式に出席して来ました。正直なところ、私は学部生では無いので参加する意義というのはあまり、感じられ無いのですが家に居るのも退屈、ということも手伝ってか出てみることにしました 式場は仙台市の体育館??で華やかに行われました。会…

仙台来ました

こんにちわ、山本です 仙台への引っ越しも、色んな人のお手伝いもあってか(正直私はほとんど何もしていない)、一応落ち着いたこともあって、一人で占有するには申し訳ないような空間、この新居にて文字を刻んでおります。 身の回りのすべてが、一新されま…

しゅっぱつ

私は家を出て、スーツケースを引きずっていた スーツケースのキャスターが時折の急な凹凸に悲鳴を上げつつも、わたしの後ろをついて来た 少しして、そういえば朝飯を食ってないなと思い出したので地元の駅前のコンビニに入った。コーヒーの空のカップと、フ…

彼ら

私は帰宅ラッシュ帯の車内、そして1人の男を想像してみた。まずは1人。別に女でも、誰でも構わない。それはほとんど私にとっての全人類を、より普遍的なものを指すかもしれないから。彼はスーツ姿で、右手に過保護で頑丈そうなiPhoneを持ち、左手で革の、傷…

かいてき

何とも過ごしやすく、快適な一日であろうか。私はほんのり、いつもに増して気合いの篭った太陽には目もくれないで、歩を進めた…時折少しだけ大袈裟に、鼻から息を吸い込んだりしながら 私が今日を「快適なもの」と判断しのは、季節特有の花粉を、鼻の奥から…

たちぐいそば

私は腹が減っていた。駅構内、その立ち食い蕎麦屋に、自然と足先が向いていた まず、わたしは店の前の券売機で食券を買った。財布の中を一瞬だけ確認してから、かけ蕎麦を選んだ。物足りない気持ちを抑えながら… 店内に入り、カウンターで食券を渡すと、店主…

ほうとう

それは、間もなく朝日が顔を出そうという頃合いだった。私は独り、細い四脚のコンロに薪をくべて火をつけ、震えながら両手をさすった。私の前方にそびえる雪山ー緩やかな裾野、そこから続く急峻な線が暗闇を切り裂き、天高く昇っていく。目の前にある薪から…

おめざめ

洗濯機の電源ボタンが押された音、それをわたしは聴いた。あの遠くの生活音は、洗面所から廊下を伝ってわたしの部屋に届いたのだろう それは、私自身に意識が戻りつつあることを、教えてくれた。ある深い水の中から、筋状の光が散乱する方向、その出所に向か…

また一人と店内に入っていく。入り口の自動ドアが開くたびに、外の冷たい空気が私の足下をさらっていった 狭い店中には、くたびれたジャンパーを羽織り、背筋を丸くしながら浅く腰を掛け、ぶっきらぼうに新聞を広げるおっちゃん。整ったスーツに身を通し、左…

亀助が大学に入ってから、まだそれ程は経っていなかった。彼は、念願だった理科系の大学に無事入学し、満足した様子でそこに通った。将来の志望はエンジニアという、大雑把で月並みの願望を抱いていた、そんな青年だった 亀助は大学に入ってまず初めに、サー…

昨日のお話

昨日のお話。 私は、たしか10時くらいに起床した。33分の電車に乗らなければバイトに遅刻するのというので、そこらに転がってる服を着て、洗面台で口を濯ぎ、慌ただしく家を出た。 私の家は五階に位置した。このマンションにおける五階は、権威というのは大…

お昼きゅうけい

私は休憩室で、気まづさを紛らわすかのように静かにカップ麺をすすっていた 休憩室、そこは隅に自販機と、やや大型のテレビが置かれていた。四角のテーブルが二つ、それぞれに四つの椅子が備え付けられていた。簡素だが温かみを感じる蛍光灯の光が、私のささ…

お別れ

最期に玄関先で生徒が見送ってくれた 私はこの生徒に対して、あまり肯定的な感情を最期まで持ち合わせていなかった。寧ろ、受験に失敗して痛い目にあってしまえくらい思ったこともあったかもれない。 それでも私はこの別れを惜しいと思った それは、二度とこ…

新小岩アタック

「天使…悪魔とか、…………………… 私はつり革を掴んだ逆の手で、イヤホンを付けたまま、急いでその音量を下げた。それはほとんど反射的だった。その男の声を私は聞きたい、そう思ったのだろう。 それは、特段傾聴すべきものではないかもしれない。日常的に、日常的…

ぐるぐるー@

私は電車を待った 湿っぽい空気感、ホームの屋根の間から見て取れる、その力の抜けた、脱力しきった腑抜けた空。ちょうどそこから雨が少し、滴り落ちてきたところだった。その中から、ほんのりと春の熱を私は感じ取れた 私はコートを脱ぎ、地面に置いたバッ…

神楽坂

神楽坂を、私は歩いていた そのゆっくりとした歩みは、四年間の永かったここでの生活、それを思い起こすようであった。昼下がり、この時間帯は奥様方の集団がポツポツと、狭い路地に力強い歩みで、そして大きく繊細そうな笑い声を振り撒いていた。 私はちょ…

走れマヨネーズ

こんばんわ 今日はママチャリに跨って少し走ったのですが、脚が円を描く度に擦れて擦れて擦れるのですがそこまで痛みも感じることもなく、少しずつ外界に、この世界に適用してきているのを実感する次第です しかし、事件は起きました。私がママチャリの遠征…

けものフレンズ

最近巷で話題の「けものフレンズ」を一通り拝見しました 一言、おもしろいです。あまり普段アニメ等に馴染みがない私でも楽しめました 物語りの内容ですが、 舞台は巨大なサファリパーク!!!そこは触って、直接動物と触れ合うことができる楽しい場所です。…

経過

2日経ちました。手術を終えて 実際、つまらないことに精神等に変化はないです。その前後において。 肉体的には、多少は辛いです。歩行するのが、億劫な程に…3日目の今日になって少し落ち着いてきたという程です 人間は少し経ってから昔を振り返って、理由付…

真性包茎手術を明日に控えた人

いやーここまで長かった… 思えば、小学二年生からだったかな?彼の存在を意識するようになったのは… 彼ったら、ぷっくり膨れるんですよ、それが可愛くて良く周りの友達を呼んで彼を熱心に紹介していました しかしある時です。小学五年くらいでしょうか?ある…

真性包茎手術を明後日に控えた人

こんばんは、山本です いや、とうとう明後日に迫ってきました汁緊張しております汁 昼間、病院の方から電話がかかってきて内容等を再確認しました。その際、担当医の方から何か聞いておきたいことはあるかと尋ねられたので、実際の話、冗談抜きで術後の勃起…