おひるね

わたしはiPadを開いた。カメラを起動する。もうお昼か。 これほど心地のよい土曜はそうそうないだろう。家のリビングの一室に引き込もっていても、十分にその恩恵を得ることができる。ベランダ脇の通りからは疎らなエンジン音に加え、時折、控えめな子供の騒…

セツメイ

我々は常に、説明を強いられている。 何故か分からないが猛烈に皿洗いをしたくないとき、というのが存在するとしよう。普段であれば食器を下げると流れるようにスポンジを右手に握りしめ、やや中腰になりながら私の仕事、わたしの役割が始まるというのに。今…

GALAXY a20

7000円のスマートフォンを買った。GALAXY a20という機種だ。親指が使っていたiPhone6と比べてもよく滑る。摩擦がない。滑らかだ。ここまで文字を入力するのもいつもに比べて倍以上はかかっているが、a20(相棒)のせいではない。 とてもいい買い物をしたと思う…

イートイン爺

わたしは中々、独りというものに飢えている。このように書くと、わたしはつくづく幸せものだと気付かされる。わたしのことを好いてくれる人間もいるからだ。わたしが常に孤独の中にあれば、わざわざ手間を掛けて孤独を望もうとすることもしないだろう。 わた…

死と作品

//////////////////////////////////////////////// 昨日、あれが死んだ。その死は、予め、定められていたものだった。が twitterをみる頻度が以前に比して激減し、トレンドというものに、世間に背を向けるまさに情報弱者と言わんばかりの私が、このワニの話…

駐輪場

昼休憩。真っ暗で爛れたオフィスに雲間から一縷の光が覗かせたのだろうか、陽がさっと入る。 わたしは細々と豆乳を飲み干した。うまい。これ以上にうまいものは世に溢れるだろうが、何というか、これがまた手頃な旨さなのである。 外に出ようと、そうおもっ…

にじゅうろくさい会社員がADHDてきな話(分類そして理想との対峙)

確かに、わたしは分類されてしまった。仕分けられてしまった。いや、これがはたして確かなのか?という議論について、わたし自身から語る事は、それはほとんどといっていいほど意味が無く、甚だ不毛であろう。 人間という存在全般において、何かに、例えば社…

役員の尻を蹴りたい衝動に駆られてしまった男の葛藤

ダボついたヘルメット、華奢なメガネのうえに覆い被さる分厚い防護メガネ、くぐもる加工音、塗装とシンナーの香り、つい先程まではそんなものに気を取られていたのか、と思うと恥ずかしくなる。 人間に突如として湧き上がってくる、情動、これは制御できぬも…

妻を褒めちぎろうとしたが脱線してしまった

華金たるや皆さん、いかがお過ごしでしょう?こんばんは山本です。 週末の開放感、しかも仕事始めの週というのも相まって、それはそれは格別なことと思います。最高の気分です。 わたくしも、鍵を開け玄関に到達した刹那に工場靴を身体からパージ、放出し、…

巨匠とマルゲリータ①

こんばんは。ごきげんよう。山本です。 先程、帰宅して間も無く「巨匠とマルゲリータ」を読み始めたのですが、悪魔だの何だなの話になって詩人で主人公のお付きの編集者がよう分からん外人オッドアイ男に、お前はこのあとすぐに女に首を刎ねられて死ぬぞ、と…

あるあるをもとめて

わたしの前でお嫁様は数独に取り組んでいる。コンビニで売ってる段位認定ができる数独本で、お嫁様はコンビニでトイレを借りたついでに購入なさったのを、わたくしはしっかりと承知しているのだ。 傍のスピーカーからはTBSラジオ、ハライチのターンが永遠、…

あばよ2019

暮れの暮れ、皆さんいかがお過ごしでしょうか? わたしはというと、お年賀の品を入手し妻の祖父母の宅で座ってコーヒーを飲みながらデパ地下で買ったケーキを皆で頬張り、あたふたとふるさと納税を済ませてから年賀状を購入しにコンビニにお使いに行き、と。…

腐らせたらよくないという発想

あらこんな時間!今晩のおかずは、えーっと、とね、賞味期限が明日の鶏のもも肉が冷蔵庫の中に鎮座しておったのでーこの鶏肉を使おう! という脳の思考回路が開き、それは間も無く実行された。 人間とは、つくづく、成長できる生き物であるということを実感…

仏に内緒で、ケンタッキーにいるのはわたしである。

18:47分 ケンタッキーにいるのはわたしである。 こういう言い方をするに、現在、ケンタッキー店舗にはわたし以外の人間は一切存在しないという、そういう感じを受けなくもない。そうすると店内が暗闇に包まれ、カーネルサンダースの笑みが不気味に浮かび上が…

も、もしかして、ただの反抗期?(26歳)

令和元年12月3日。 寒空の通勤、自身にこんなことを問いかけた。その問い自体はありふれたものだし、今日の今朝に限った話なぞでなく年柄年中やってる遊戯である。 「わたしは組織に向いているのか? そんな月並みの、何時もの、内向き加減をやりながら、同…

ミニ四駆屋行きました

以前もどこかに記したのだが、私といものは、この世に生を受けて以来といもの、憧れの触手を四方に伸ばしてきた。ほんの幼少期のころはウルトラマンに、小学生に上がるとあの魔術的に球を支配するロナウジーニョに、何があったか、私自身知る由もないが..…

話がちょっくら長過ぎる老人

唐突だが、私が前にいた寮の長、その寮長の話は大変、長い事で有名であった。その話の長い寮長は、一説によると、Twitterをやっているとの噂がある。 寮長がTwitterを行っているという事実が、何故にややネガティブなニュアンスの噂として、それを伝ってて他…

これはただのハリケーンなんです

わたしは家の鍵を開けて玄関をくぐる。 白色光、布団もふにゃふにゃでソファーも断層ズレ地殻変動のごとく位置、 配置も変わっているようだ。飛び散った書類にチラシ、水位の少々下がった飲みかけのコーヒーに見たこともないものが詰め込まれた見たこともな…

破局しました。ハロハロラムネ

行き場を失った私の想いは、何処に彷徨うまでもなくコンマ5秒でベルギープリンぱふぇへと向かったのだった.… 「ベルギープリンぱふぇで」 わたしは言い放った。二言はない。咄嗟のことに多少の動揺が露見していたのを、店員のキャワな女子は見逃さんかったと…

定時上がりを、爆速でかける

ガソリンスタンドの薫りがもはや神域に達しているという意気がしたときに、ふと意味もなく秋の空を仰ぐ。と飛行機雲がとっても鋭いスコップのよう地面に突き刺さっているように、わたしは見た。でも冷静に考えればこの世は平べったくなくて奥行きがあるから…

下書きスラム街

@@@@@@@@@@@@@ DIYというのは要は日曜大工である日曜大工であるということ要は平日は大工で非らずということである。 察しのよい、方々であれば @@@@@@@@@@@@@ 今読んで頂いたのは私が、遡ること約一ヶ月。私がブログの下書きとして保存した一部、というか丸…

クロックスか非クロックスかの世界観

あれ、だれ。 現在、私は寮のワンルームの中央辺りからフラットな床の延長、玄関あたりをぼけっと寝起きの、恐らくはほとんど開いてない目でみつめていると思われる。 あれは靴では、ある。人とかではない。そう、靴だよ。靴だけどね、だけどじゃないんだけ…

寮から社宅へクビをふる毎日

寮から社宅へ。今の私の寮の一室。ご大層な荷物という荷物はなくて研修で溜まった書類とか明後日のお嫁様に渡された輸入モノのプロテインとか野外活動で重宝される江原のタレ(黄金)とか純潔と対極に位置する珈琲メーカーくらいである。 社宅の広さは3LDKとい…

じきに結婚する26歳が妄想する青春とやらを

自動販売機という機械を、皆さんはご存知のことと思う。 私も一応、存じ上げておりますこと、その事をこの場をお借りて絶賛、表明させて頂きたく思う。 私という人間は、自分の職場、工場敷地内に設置されている自販機という自販機(以後自動販売機を自販機と…

ファミチキで線を描く

[ファミチキで線を描くとね] アスファルトは夕陽から放たれる一線を此方にくれてやった。逆光、あのガールズの黒い影がこちらに向かって、その手を伸ばす。 彼女はきっと右利きだろう。 と、なぜかこの逆光のなかその程度の感想を抱けただけでも、私はこれ程…

明日も数珠っす

布団の上を数珠、がぷかぷかしてる 明日の朝だか明後日の朝だか知らんが、情景、ともいえぬ一枚の絵に数珠が写り込んでいる その絵は何というか、実際には見慣すぎた光景のはずなのだが、なぜか馴染みというものがこれ程ないのかと、思う ベットに横になった…

すいみんうぉっち

18:00 寝ている人間というのはこんなにもつまらないものか、と思い知らせる。 わたしの携帯の命もまさに風前の灯といった具合で、どうにもこうにも本の一冊も無いしどうでもいい空想に耽る以外に、サンマルクカフェで過ごす術はないのだろう。 目の前の寝て…

お盆!!!!!!!!!!

今日の、という日はいつもの朝に増して、朝が近い。はっきりとそれがわかる。昨日までの朝はというと、水平線の奥にぼんやりと揺らめいている、実体は依然掴めん。 近くのものと言ったら油に塗れ無造作に床に横たわる作業着のみ。

みんなたーんと創造してる

こんばんは。 滝川クリステルさんと小泉進次郎氏の結婚について素直におめでとうございます!という感想を述べるので終わってしまって一向に構わないのですが、SNS等を見ているとこの件に対して、「これはできちゃった婚ではなく計画的に子供を儲けたなぜな…

憧れと恐怖の狭間

私には憧れがずっとあります。今現在はよく分からない、過去形で表現するのが適切かもしれない。憧れが始まったのは、それはほんの幼くして五歳、そこからずっと想い描き続けたウルトラマン、みたいなファンタジーチックで壮大な憧憬では残念ながらないです…