にゅうがくしき

先程、大学院の入学式に出席して来ました。正直なところ、私は学部生では無いので参加する意義というのはあまり、感じられ無いのですが家に居るのも退屈、ということも手伝ってか出てみることにしました

 

式場は仙台市の体育館??で華やかに行われました。会場の周辺は人と人と人。私自身、学部時代は理系の単科大学だったので、今まで感じる事がなかった、あのしつこい、ねっとりした熱狂に久々に触れるやいなや、早足で新歓地帯を駆け抜けて、ホールに入り席に着きました

 

式が始まると、ぐろーばる、やらなんやらの総長さんのお話がありましたが、話自体はスタイリッシュに纏まっていて、かつ爽やかな印象を残しつつ、静かに終わりました

 

その後、来賓の仙台市長の話が30分弱態度続いたのですが、周りが睡魔に突かれる最中、私は寝ずに最後まで、この小話に耳を傾けていました。

 

今思うと、わたしは、別に睡魔を我慢して一生懸命に、精力的に、この小皺が目立つ女市長の雑談を聞いていたのではない、ということ。寧ろ、自然に私の内に精製される好奇心の片鱗のようなものが、遠くの壇上にいる市長さんの言葉の一つ一つに目を光らせて、監視しているような気さえしたんです

 

私の18.19歳の学部一年生の時を思い起こすと、確実に睡魔に身を委ねて、両腕で頭を器用に支えながら、寝ていたことだろうと思うと、人間に対する興味が少し、前よりは増たのかなというようなことを思ったのでした

 

でも、人間に対する興味とも少し異なる、そんな印象も持ちました。なんだろうか、面白い事、楽しい事を見つけようとする無意識の執念というか、もしかしたら、そういうものかもしれない