明日も数珠っす

布団の上を数珠、がぷかぷかしてる

明日の朝だか明後日の朝だか知らんが、情景、ともいえぬ一枚の絵に数珠が写り込んでいる

その絵は何というか、実際には見慣すぎた光景のはずなのだが、なぜか馴染みというものがこれ程ないのかと、思う

ベットに横になったまま少し背中を上げてその浮遊する絵に顔を近づけてみると、一つ一つが人間の型をしていて、それが数珠を成しているような気がした。小豆みたいな粒子が工場の門をそろそろくぐっていく。煩悩達がこの中で複雑怪奇な絡み合いを起こすということを考えると。朝を迎えるというのは、