甘いもの食いたくなったが、やめた。

結婚式の招待状への返事と上司に送る傷病手当の申請書類をポストに入れた。プラマイ0感がすごい。1年ぶりに蝉の声を聞いた。コンビニで切手を買うついでに菓子類を買おうと思ったが、マリトッツォ紛いのクリームパンとクソ甘いカフェオレの二刀流をかましレジに向かう50半ばのおっさんが着ているTシャツの背面に「悪童」と、みつおフォントで流してあったか知らんが、なぜか菓子を買うのをやめてしまった。

糖質制限という世界観に片足がいつの間に浸かってしまっているせいか、悪童おっさんをレジで見かけたときそのおっさんに対して、それなりの感想を抱けなかったのかもしれない。

こういうときおっさんを訳もわからず捻じ曲げてしまったかもしれないという風に思うことがある。悪童おっさんに抱くべき感想はもっとフラットなのっぺりしたものになるべきで、糖質制限的思想をわざわざ視覚情報に絡めるという一種のの離れ業をしていた。しかもそれらはそれぞれさしも吟味されたものでもない。そう考えると彼方から取ってきたものと此方から取ってきたものをテキトーに組み合わせて我々は物をみてるかもしれない。それはかなり偶然の産物でしかも衝動的な所業であろうか。