誕生日というものは、世間的に、なぜこんなにももてはやされているか、わたし自身その要点を押さえられていないものの、まぽりんが何を望み、何を誕生日に求めているか、ということを知っているという自負はある。
ただ、この書き出しから、まぽりん殿の誕生日に相応しいコンテンツが創出される気配、湧き立つ気配はまだない。「まだ」、ならまだしも、その可能性を感じさせるインパクトのある一言を放ってもみたかったが、夏の暑さと若干の頭痛も相まってか言葉を紡げない虚しさを感じている。
こういうときは一旦、初心に帰ってみる。2013。我々が出会った年である。そこからゆうに13年の年月が経過していると考えると空恐ろしい気分になり、人生とはかくも短し、と一丁前の溜め息とともに思い起こすのはセネカなのだが、おそらくセネカはそんなことを「生の短さについて」という素朴過ぎるタイトルのこの書物で言いたかったのではない気がしつつ、それでも13年という生まれてからちょうど中学1年生になるまでの距離を大人になってからすでに歩んでしまったことに対して、あぁと思わなくもない。
と、まぽりんの好きなセネカで媚びへつらってみたが、見事に空転した気がする、というよりセネカからおっこちて後頭部をぶつけたようだ。親父ギャグというセカイに自分が足を踏み込んだセネカ、もうセネカが頭からこびりついて離れないし、永遠に親父ギャグを言い続けなければ、自分が本当にオヤジであることを認めてしまった気になってしまうので、止めることができない、悲惨。
全然はなしは変わるけれど、最近というか、結婚してからというか、付き合ってすぐの時からたぶんアンタのことをアンタと呼んでいて、きょうは何のサービス精神かわからないけれど、アンタをまぽりんと呼んでいるわけだけど、何となく気恥ずかしいということが、気恥ずかしい。
これが夫婦として、というか、恋人という概念には一生、二度と戻れなくて、戻れなくてもいいのだけど、私たちはじゃあいつまで恋人だったんだろうか?と考える。少なくとも、アンタになってから、私たちは夫婦になっていたのかもしれないと、今思う。
とにかく、よっぱらいの千鳥足のような文章をかいているけど、ただ、まぽりんの誕生日を純粋にお祝いしたい。723文字で終わらせようと思ったが気づけば950文字を超えていた。わたしは白紙が相手なら無限に話していられる気がするから不思議だ。
そんなことはどうでもいいんだけど、とりあえずいま7/23.2305で、あと55分の猶予がある。流石に7/23中に、この文章をお誕生日プレゼントとしてまぽりんに贈呈するわけだが、ここで終えてもいいものの、手持ち無沙汰な感が否めないため、あと15分くらいは何かしら粘りを見せてこの神聖なるレポートまぽりん教授に提出したい。
話は当然、3dプリンタに行き着いて、まぽりんは私が出張で暇だからといって買ったけど、もう最近3dプリンタが稼働しているのをみない。手癖の悪いペン回しの好きな小学生が喜びそうなスイッチを気が狂ったかのように量産したあげく、飽きた、よね。
でも、これは予想できたことだ。わたしも、まぽりんも、ほのちゃんですら、分かってたみたいな顔をしている。本当にわかっていたんだと思う。もうほのちゃんも、お母さんの本質に少しづつ気づき始めていると思う。わたしにも、最近たまにギクリとするようなことを言う。内容は覚えていないのだけれど。
昨日家に届いたエアフライヤーが我が家の市民権を得るかは、正直わからない。3dプリンタはまぁそうだよね〜という具合だったけど、エアフライヤーについて、まだ、わからない。そういうわたしも自分のことを棚に上げているのだけど、この間届いたダイソンにいつまでトキメキが持続するのか、その持続が切れる瞬間が訪れるのが怖くて仕方がない。ゴミが無くても掃除機かけてしまうほどに、ダイソンが好きなのだけれど、わたしも、まぽりんにとっても3dプリンタのように、ある日を境にクレバスが生じてその間隙がみるみるうちに広がっていって取り返しがつかなくなる瞬間を目にして絶望するかもしれない。
3dプリンタの話にもどすと、まぽりんはLINEで前にこう言った。
だから大きいもの作るの嫌なんだよね
これは、わたしがiPadの台を作ろうとして、途中でモジャってしまって、それをみてあー材料もったいなーっという顔をしつつのまぽりんだと想像できる。たしかに、まぽりんは小さい使えないものを量産する、という一点においては突出した覚悟と一貫性を感じるのだ。3dプリンタで有益なものを作ったらお仕舞いだ。作るにしても、プレートにこびりついた材料をこそげ取るやつの持ち手と、吐き出されたフィラメントを受けるカゴくらいで、それ以外は基本的に愉悦というか、機能的なものは作りたくないという信念を感じた。その思想は少しほのちゃんにも受け継がれている気もするし、これも棚に上げていたのだけれど、わたしもその思想に一部共鳴をしている感はあるのだと思う。
2328。
もういいか。とにかくおめでとう。