偏見というフィルタ

渋谷駅、新南口に出る。辺りを見回す


おーマックがあるかーマック素晴らしいけど電源がにゃいぃ上島ヒーコーあるじゃ(バイト落とされた記憶が蘇る)ああぁあ


ウロウロにしていると、


駅ナカにどデカイcafe、「public house」。とりあえず店内に入り珈琲を頼む


財布から、小銭を取り出すのに手間取っているとニット帽を深く被ったにいちゃんの苛苛具合を自分でこんなもんだろ!と想像して、焦る。


実際はこのにいちゃんに私自身がビビってるだけで、それ杞憂であるだろうか?


支払いが終わると、席に案内され一言

「当店、二時間制となっております(にこ


なるほど、まぁいいや…二時間しゃぶり尽くして出ようか…


暫くすると、隣にMacbook air 集団が六人席を陣取って何やらガヤガヤ話し始めた


帰るかぁ…(Windowsのゴツいpcを叩きながら)


落ち着かないしな。


そして、席を立とうとした瞬間、スルスルと手からスマホが落下していったのであった…すかさず、Mac男が反応し


Mac男「あっどうぞ、あっ割れちゃいましたか…(もともと割れてる)ここまでバキバキだと逆に愛着湧きますよね


その男の言葉は、何というか、心の底から出たその瞬間に湧き上がって来たような。
その言葉自体よりも喋り方に自分と似た何かを感じたし、共感できた。


そのとき、少し後悔した


このほぼ全ての人間に備わっているだろう黒く荒んだ毒々しいフィルタが、物事の捉え方を決定付けていてるのだと思う