水島弘史の冷製パスタが冷静に少なすぎる

水島弘史という男をご存知だろうか?

知らぬ人のために一応、説明を挟んでおくと、彼は世にいうところのシェフである。

シェフというのは、顔がつるんとしていて、肌は紅く焼け、そこに白い衣を纏い、白い歯を見せ、うまいものを作る人間である。

これが私の中でのシェフであり、異論は大いに結構だが、特に異論はないであろうし、そういうことで、だ。

しかしながら、私は自身の提唱するシェフの定義の胸ぐらを掴んで、敢えて地面に叩き付けてみようとおもう。そう、うまいものを作る人、これにわたしは、異論はことさらないが、意義を申し奉る候う。

私は水島弘史というシェフが、私のシェフ史上最もシェフであり、私のシェフという観念像を、永年守り続けたそれを押し退け革命を起こした。私が何を言ってるか理解できんとか、取り敢えず落ち着いて下さいとか、思うことはたたあるだろうが。

彼はそういう意味で、大いに異端なのだ。

二人分パスタが、60gなのだ、角田信郎のような重機と風格をただよわせておきながら、か細いのだ。

一人前が100gではないのか。

 

白黒紅細厚、シェフは矛盾らのサラダボールであり、今後も新たなシェフを像を更新すべく、私は足繁くネットに重鎮するかれらのレシピ、魂を夕食という形で復活させるとことを、終業後の楽しみとして生きていく次第である。