水島弘史の冷製パスタが冷静に少なすぎる

水島弘史という男をご存知だろうか? 知らぬ人のために一応、説明を挟んでおくと、彼は世にいうところのシェフである。 シェフというのは、顔がつるんとしていて、肌は紅く焼け、そこに白い衣を纏い、白い歯を見せ、うまいものを作る人間である。 これが私の…

4/14

月曜朝、曇天を通り越した、雨。雨。 雨の日はちょっとロマンチックな気分になるとかいう洒落た女性も世間には幾らか、一定数はいるとわたしは聞いたことがあるような、ないような・・・ 少なくとも、こと私に限っては、物事をいかに肯定的に捉えようにして…

窒息

日々の日常というのは、こうも単調なのかとため息をつくことも、しばし。 いえに帰るや、わたしは手を洗いアレクサに部屋の電気を付けてくださいと、深々お願いをした。パッと灯がともる。わたしはソファに腰を下ろす。何のことはない。手慣れたものだ。 時…

豆乳は最高であるという話

そういえば、わたしの行動というものを思い返してみると場当たり的であるというのが、散見される。妻にもよく指摘を受ける。 思考というプロセスを吹っ飛ばしてその場の勢いで、気付いたら行動が終了してしまっている。思考することが億劫なのだ。 思考する…

おひるね

わたしはiPadを開いた。カメラを起動する。もうお昼か。 これほど心地のよい土曜はそうそうないだろう。家のリビングの一室に引き込もっていても、十分にその恩恵を得ることができる。ベランダ脇の通りからは疎らなエンジン音に加え、時折、控えめな子供の騒…

セツメイ

我々は常に、説明を強いられている。 何故か分からないが猛烈に皿洗いをしたくないとき、というのが存在するとしよう。普段であれば食器を下げると流れるようにスポンジを右手に握りしめ、やや中腰になりながら私の仕事、わたしの役割が始まるというのに。今…

GALAXY a20

7000円のスマートフォンを買った。GALAXY a20という機種だ。親指が使っていたiPhone6と比べてもよく滑る。摩擦がない。滑らかだ。ここまで文字を入力するのもいつもに比べて倍以上はかかっているが、a20(相棒)のせいではない。 とてもいい買い物をしたと思う…

イートイン爺

わたしは中々、独りというものに飢えている。このように書くと、わたしはつくづく幸せものだと気付かされる。わたしのことを好いてくれる人間もいるからだ。わたしが常に孤独の中にあれば、わざわざ手間を掛けて孤独を望もうとすることもしないだろう。 わた…

死と作品

//////////////////////////////////////////////// 昨日、あれが死んだ。その死は、予め、定められていたものだった。が twitterをみる頻度が以前に比して激減し、トレンドというものに、世間に背を向けるまさに情報弱者と言わんばかりの私が、このワニの話…

駐輪場

昼休憩。真っ暗で爛れたオフィスに雲間から一縷の光が覗かせたのだろうか、陽がさっと入る。 わたしは細々と豆乳を飲み干した。うまい。これ以上にうまいものは世に溢れるだろうが、何というか、これがまた手頃な旨さなのである。 外に出ようと、そうおもっ…