人間関係というものは、よくわからんものである。

特に夫婦関係というものは、当たり前だが職場のそれとは全く異にする。

夫婦の間では作用しないが、職場では作用するちからがある。それは敢えて表現するまでもないものかと、思われる。

そういう力がこと夫婦間の間で働かないがために、両者の気分の波は剥き出しになっていて、常にぶつかりあう、そういった状況が常態である。

難しいのが、その気分の波の周波数だったり大きさだったりが非定常でぐにゃぐにゃの関数みたくなるので、もう正弦波とかそんな整ったものでは到底なく、深海から海面を仰ぐほどの絶望を覚えるのみである。

あほが、人間関係に悩むのはひとつに無謀なことである。大した出力など出ようもなく、ただただ堂々巡りの円環の彼方で宇宙遊泳するのみである。

一刻も早くやめるべきだが、どうにもやめられないという、哀しき憐れであり、悲しい運命なのかも、な。