2・24

目覚めはよろしくない。色々焼き払われる夢だった。昨夜は久々に眠れず4時間はねた。昨日半日以上寝ているわたしとしては、少ない。

 


昨日の副業会社には職務経歴書を提出したが、古代FORTRN人のわたしなぞに興味を持とうはずもないとも思っていたが、今夜面接をしていただけるという運びとなった。古代文明に理解と興味があるのかもしない。

先日の友人らにヘルプを頼んだコンサルの書類選考も完全に音沙汰なしなので、なおのこと収穫だ。

これは恐ろしくも進展で、一企業が病人と仮病人の間の子のようわからんテンション奴と話す時間を作っていただいたのはたいへん光栄である。宛名を山中様とした件も文面から滲み出る申し訳なさがダイレクトに伝わ過ぎた。そこまで謝らなくてはならぬのかとわたしは思ったけれど。

とにもかくにも、わたしは面接においてはできるデータ処理系ビジネスマンを演じる必要が出てくるかもしれない。それを最後まで貫けるかは、その日のいかがの機嫌かもしれないし、仮にそれを最後まで貫いて雇っていただけても無能がひょんなことからボロボロ溢れ落ちてしまう。一度こぼれると袋の穴も大きく開いて収拾がつかなくなる。そういうこともあって短期間黙々と仕事をして唐突に跳ねる(逃げる)というバッタ的なそれが案外、マッチする生存戦略なのかもしれない。

 


といえでも、わたしがまずせねばならぬのは同居人の、もっというならば家族の心配であり、お嫁様のご機嫌をお伺いすること、これに他ならない。妻ファースト推進機構の旗本としてわたしがやることべきこと朝食を作成することにある。

朝食は何にするかについては基本的に昨晩のうちにあらかた練っておく。少なくとも米は前晩のうちに洗って吸水しておくことはせいぜいやっておかないと、期待に沿うことなぞは到底、叶わない。即断、首を落とされてしまうので注意が必要だ。といいつつ早々に昨晩仕込みを忘れたわたしは愚の首席かもしれない。

妻ファーストという思考は何というか、苦渋の末に生まれた、追い詰めらたれた主人公の土壇場での閃きといった類のものではなく、自然とうまく折り合いをつけながらこれまで生き繋いできた日本民族的という方があるいは近しいかもしれない。我が家の姫君はほとんど太平洋プレート的である。

 


朝ごはんはそこそこに作ったとして、なにかしらの進捗を生むために今日も何やらの活動をしなければならない。活力とやらを取り戻すためのやつである。とりあえず運動がてらにUber eatsなるに久々に参戦したいのだが家のまわりではサービスそのものが行われていないので名古屋まで出ていく必要があるということに気づいた。田舎の慢心が過ぎた。

片道30キロ弱名古屋まであるので往復だけでわたしにとってはもうだいぶいい運動なのは間違いないのだけれど。

というのもあってもうやる気がいい具合で萎えてきたところに、インターホンが鳴った。昨日に頼んだスマホルダーが届いた。スマホルダーというらしい。あのチャリンコにつけるスマホマウントを。スマホ・ホルダーでなく。わたしが見た限りの彼らは多分そう発語していたと思う。そこはかなり注意深く聞いていたので。