荒み

家が荒(すさ)み、生活が荒み、仕事が荒み、気分が荒み。色々と荒れ果てると一層のこと、どうでもよくなるものだ。

昨日は、私が体調不良で会社を休んだのだった。色々と納期や不具合回収に追われている一週間でもありまったく余裕もなく、わざわざ休んでくれた妻にも子供にも糞みたいな態度で接していたのは思い返しても間違いがなく、この場を借りて反省する次第である。

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妻からの、休日の予定についても何も返信しなかった。

ああ、と己の社会人としての無能さは仕方がないとしても、自分の都合を他に押し付けることに関しては、社会人以前の問題であることは間違いない。ここが紀元前のギリシャでないから平然とした顔で生きていられるものの、もしそうでなかったならば、気高い民衆から徳なしの山本と厳しく糾弾された挙句、国外へ追放され、なにもない荒野で死することは間違いない。

今、荒野という言葉を使ったが、これは自分の言うところの荒れているの意なのかと思うと、違うような気もする。家が荒み、生活が荒みというのは、いろんなものがごちゃ混ぜになって訳が分からなくなってしまっているカオス状態であって、真に荒んでる状態はまさに荒野そのもので、言葉でなにも言い尽くせない無を感じさせる空間であるのではないか。

そうすると、わたしが荒んでいたと表現していたものは、ただただ沢山ある状態なのか。

お昼休みが終わった。