2023-01-01から1年間の記事一覧

ファミチキ

夕刻。保育園に車でお迎えに行く途中にふと腹が減ったなと思いファミマに寄った。ファミマに入る前から、だいたいファミチキを食べようと心に決めているのもそうで、まぁ例の如くファミチキをオーダーする訳であるが、わたしが注文したファミチキはファミチ…

おすすめ

購買で昼に買った塩キャラメルクラッカーがやたらうまい。 自分が食べて美味しいと感じたものに関して、人と共有したという欲求があるが、共有した相手に感想を強要するような感じもして(それがその相手の好みでなかった場合は尚更)、なんだか気が引けてしま…

手羽先

今日も手羽先を買ってしまった。 手羽先を初めて美味いと本当の本当に心の底から思ったのが昨日だった。その昨日から日数にして僅か1日経った今日も手羽先を5人前テイクアウトしたのは、昨日と今日のわたしが割りかし近い存在であることの確たる証拠でもある…

シフォンケーキ

日曜の朝、家族みんなでカフェにいった。 そのカフェは初めて行く店だった。私が豆を買い足したいといったら妻が一番いい意味で適当に店を選んでくれた。 その日の午後、私がシフォンケーキに血眼になっていたのは、紛れもなく午前中の珈琲屋の経験が影響し…

プロポーズ

土曜日ということもあって図書館にきた。こんなラフな格好できたことを恥じた。休みの日にいく図書館なんてラフでいいだろと真っ当な意見をいただけるのはありがたいのだが、今日に限ってはデラックスコースでクリーニングしたスーツで身を固めてもやり過ぎ…

2Lのツッコミ待ち

2Lペットボトル。 サントリーの天然水。 この透明な文鎮を毎朝会社に携えていくのがいつしか日課となった。これはこれは、身も蓋もないことを言うとこれはただのツッコミ待ち、言うところの儀式なのである。しかしその期待値のわりに水は重すぎるのは言うま…

お前、仕事しろ

なにも身体から力が出ないというときがある。鯉のぼりのようにただ春風に揺られていたいと思ったが、あれは屈強な筋肉系YouTuber達の黒帯のようなもので少なくともpc前でくたばっているこの自堕落の極まった現在の私が、やることではない。てか出来ない。 私…

氷を作る人

冷凍庫に溢れんばかりの氷がわんさかあるのをみると、明らかにわたしではない「他の存在」を感じる。そう、他者の存在。それは言うまでもなく妻なのだけど、わたしなんぞは「おっ!氷が無くなったな?」と思ったところで、製氷機に水を入れるという善行を生…

大人になれない拡張現実

落ちてきた玉ねぎが足の甲に直撃した。骨ばった足にぶつかった玉ねぎは蹴鞠のようにポンと跳ねることもなく、鈍い音だけを残して机の下を気持ちよく転がっていく。 玉ねぎはこんなにも壮観に転がるのか、ならばインドのタージマハルもよく転がり螺旋を廻るか…

妻という条件

肺炎療養2日目。 雨だ。 そこら一帯の道ばたを足早に歩くおじさんは、恐らくこの街の優良企業に勤め人であるのはほぼ間違いなく、決して平坦ではない修羅を幾度となく潜り抜けた猛者であろうし強靭な精神と肉体を備えた存在。 彼らの作った世界を享受して我…

懺悔:娘の保育園の連絡帳について

なんてわたしはダメな大人であろうか? この凡庸すぎる想像力.... 私は毎日、この娘の日常を綴った連絡帳を心の栄養源にして生きているのだけど、これほどまでに何か別のイマジネーションを歓喜してしまうっくそぉおおおおお俺はクソだと思いつつ、純真さと…

肺炎療養1日目

おもちゃ。特に子供のおもちゃは小さな可愛いピアノとか愛おしいおままごとのセット、オタマだったり、べりべりマジックテープでくっつく茄子だったり、トマトだったり、木でできたコンロだったり。 これらのものは、実用品を元に作られた模造品であり、実際…

昼休憩

疲れたーと思ってベッドの中で大きく伸びをする。嫁は職場に、娘は保育園に。わたしはベット。もうお昼になったからあと半日延々書類作成を頑張るフリをすれば、今週は逃げ切れる。 今週の残務は来週にそのまんま移行される。いわゆる先延ばしは、別にわたし…

11連休

俺は働いていないが、休みの慣性が働き続けたので、結局連休明けの昨日今日を休んでしまった。ただ一日を無駄にしたという気分だけが残った。 仕事にいっても特に面白くなく1日が終わるし、休んだところでゴロゴロ横になって気付けば夕方というのは結局のと…

生活感礼賛

煌々とする照らすリビング。夜。洗濯機はぴたりと唸り声を止めた。この静けさに水を差す存在といえば空気清浄機くらいしかないわけだが、そもそも静かがそれほどまで得意ではないわたしは、逆にこの報われない働き者に一定の賛辞を示したいが、そもそも何を…

純粋エロ肯定

週末の友人の結婚式は羨ましいという黄色い感情が湧き起こらない瞬間が殆どないほどに、終始わたしは口を開けていたようにさえ思う。 何がこんなにもええなぁと思わせたかというと、旧友らは皆んな人間活動の只中にあるということを、まざまざと感じたことで…

犬山城

午前に犬山城に訪れた。 この小高い丘の上に、木曽川を望むように建つ天守といえば、迫力や壮麗さは姫路城に劣るものの、品よく最低限で丁寧に、格好良く纏まってる印象を受けた。 天守閣の手前の城門(チケット売り場)に行くまでに、5分ほど石畳のうえを登っ…

まだタッテナイです。

バインダーにある一枚の紙が挟まっている。 問診票。 わたしは然るべきことを、ここに表明する必要がある。上から順に氏名・性別を書いていき、住所ときてから最後のある欄に辿り着いた。 症状。の欄にたどり着いてから、わたしは意識的に呼吸をひとつ置いた…

まじかよ!!はなまるうどん!!

「はなまるうどん」のかけ小が270円になったという事実を先ほど妻から何気なく知らされて、私は今世紀最大困惑の中で息をしているわかだが、なんでそんなにも勝手に呼吸困難に陥ってるかと問われれば、「はなまるうどんのかけの小」が私の浪人時代の命を繋い…